国民審査って何?

最高裁判所裁判官の国民審査については、憲法79条2項~4項が定めています。
簡単にいえば、国民の投票により、最高裁判所裁判官をクビにすることができる仕組みのことです。

 

 

裁判官も公務員であり、特に司法権を担う立場であることから、国民の信託に基づいて選任されなければなりません。
国民審査はこのことを明確にした制度といえます。
具体的には、最高裁判所裁判官15名は任官後最初の衆議院議員総選挙の際に、国民審査に付され、そののち、10年に1回の割合でこれに付されることになります。

 
国民としては、総選挙の際に、同時に配布される投票用紙に罷免を求める裁判官について印(×)を記入します(あらかじめ、対象となる裁判官の名前は印字されています)。そして、その結果、有効投票総数の過半数が罷免を可とした裁判官について、その免職が認められることになります。

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この法的性格について、かつては争いがありましたが、最高裁判所の判例が、最高裁判所裁判官の国民審査の法的性格につき、国民による解職制度(リコール)であることを明言し、その論争には決着がついたとされています。
また、国民による投票の棄権も自由ですが、その場合、過半数のカウントのボスうには含まれないということになります。