弾劾裁判って何?

弾劾裁判とは、簡単に言うと、裁判官をクビにする裁判のことです。

三権のうち、司法権を担う裁判所構成する裁判官は、国民からの信頼を得るために、中立かつ公正な立場でその職権を行使しなければならないことから、憲法76条3項をはじめとして、その職権行使の独立性が保障されています。

そして、その立場を維持するべく、憲法78条が身分保障について規定し、罷免に関しては、①心身の故障による場合と、②公の弾劾による場合にのみ、これがなされることを定めています。

つまり、通常、裁判官は行政組織や国民の意思のみによっては罷免されません。
そして憲法上の例外として定められているのが、憲法64条1項・2項が規定する弾劾裁判所です。

弾劾裁判所は、法律が定めている弾劾事由(①職務上の義務に著しく違反し、又は職務を甚だ怠ったとき、②威信を著しく失う非行があったとき)が存在する場合に国会議員による訴追がなされた倍に設置される特別裁判所です。

憲法上、特別裁判所の設置は禁止されています(憲法76条2項)が、弾劾裁判所は憲法上、明文で定められた例外ということになります。

そして、両議院の議員で構成された弾劾裁判所により、弾劾裁判が行われます。
なお、当該裁判に不服があったとしても通常の裁判所に訴えることはできません。

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